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「マッチングアプリは出会えない」こうした口コミを、インターネット上で見かけることがあります。マッチングアプリで出会うことは、本当に不可能なのでしょうか?
まずは、マッチングアプリを通じて出会えた男女がどれだけいるのか確認しましょう。
結論から述べると、マッチングアプリは真面目に恋活・婚活している異性に出会えます。
2019年、アニヴェルセル総研は全国の20~39歳の男女824名を対象に、婚活に関するインターネット調査を行いました。
その結果によると、婚活にマッチングアプリを利用したと答えた人は15.4%、マッチングアプリで結婚・婚約まで至った人は13.2%となっています。
知人の紹介・合コンといった出会い方に次ぐ第3位です。
10人に1人以上の利用者がマッチングアプリで出会い、真剣なお付き合いに至っているのですから、決して少ない数字とはいえないでしょう。
出典:いまや婚活サービス利用者は40%超え! ゴールインしたカップルが最も利用したのは!?
近年では、マッチングアプリで出会った人と、スマホやタブレットなどをつかってオンラインデートを楽しむケースも増えています。
人気の秘密は、次のような点にあります。
オンラインデートなら、実際に会わずとも、雰囲気やしぐさなど写真よりもずっと膨大な情報が得られます。
プロフィールで分からなかった部分が、背景に映り込んだ部屋の様子に垣間見えるかもしれません。
移動時間や交通費もかからず、気軽に約束できるのも特徴です。
「初対面で2人きりは怖い…」というときも、オンラインデートならリスクは最小限で済むでしょう。
マッチングアプリにカップル誕生の実績があっても、つかったことがない人にはいまいちピンとこないかもしれません。
そこで、デートまでのスムーズな流れを紹介します。
マッチングアプリは、大まかに以下の流れで進んでいきます。
初期登録とプロフィールの入力が済むと、異性を検索できるようになります。
居住地や年齢などの希望条件で検索し、気になるプロフィールの異性を見つけたらいいねを送りましょう。
相手がいいねやありがとうを返してくれるとマッチング成立です。メッセージのやり取りをして、「会ってみたいな」と思ったらデートに誘ってみましょう。
相手にも「会ってみたい」と思ってもらわなければデートの約束には至りません。
そのためには、プロフィールとメッセージだけで好印象を抱いてもらう必要があります。
特に次の三つのステップが重要です。
マッチングアプリでの出会いは、画像と文字だけのわずかな情報だけで判断を下されてしまいます。
しかし言い換えれば、現実での出会いよりも有利であるともいえるのです。
情報が少ないぶん、一つ一つを丁寧にこなしていけば、自分のよい面をクローズアップして相手に伝えられます。
このポイントを肝に銘じ、マッチングアプリの利点を最大限に生かしていきましょう。
「デートどころかマッチングもしない」という男性の場合、プロフィールに何らかの欠陥があるのかもしれません。
ありがちな失敗例と、改善する方法について見ていきましょう。
検索画面ではメイン写真が一覧で表示されます。
女性はここからいいねを送る相手を探すため、大多数の女性にアピールできる写真を載せた方がマッチング率は上がるでしょう。
女性受けのよい写真とは、第一に清潔感があることです。服装・髪型はもちろん、ヒゲの剃り残しや肌のテカリといった細かなところにも気を配りましょう。
優しさのにじみ出るような笑顔だと、さらに好感度が増します。飾らない自然な笑顔を作るため、写真は親しい友人に撮ってもらうのがおすすめです。
服装は好きな物で構いませんが、奇抜な物や筋肉をアピールした半裸は避けた方がよいでしょう。
一般的には、社会人としての落ち着きの感じられる、ほどよいカジュアルがおすすめです。
メインに自撮りや加工写真を載せている場合、それがマッチング率を下げる原因となっている可能性があります。
女性の写真を見ていて、「美人だけど自分に自信ありすぎなところが惜しい…」と思った経験はありませんか?男性の自撮りは、まさに女性にそうした感想を抱かせるのです。
また、アプリをつかった加工写真も女性受けが悪い例の一つでしょう。
ネット上に写真を載せるリスク回避のためだとしても、元の顔が分からないほどの加工はおすすめできません。
プロフィールは、メイン写真を見て自分のページを訪れてくれた女性が、男性の人物チェックをする重要資料です。
あなたが面接官だとして、学歴欄も資格欄も、自己紹介欄すらスカスカな人物と「一緒に働きたい」と思うでしょうか?答えは9割方「NO」でしょう。
選択式項目はどうしても答えたくない部分以外は全て埋めることをおすすめします。
プロフィールはいつでも編集できるため、スキップした項目があれば埋めておきましょう。
また、自己紹介文が短すぎるという場合も修正が必要かもしれません。
選択式項目だけでは分かりにくい、仕事・趣味・性格などに触れておくと魅力的な自己紹介文になります。
性別にかかわらず個性を重んじる考え方が浸透してきましたが、恋愛に限っては変わらず女性らしさを求められることが多いものです。
そこで、男性受けのよいプロフィール作りのコツを解説します。
メイン写真には「付き合ったら自分に向けてくれるだろう」と想像させるような、明るい笑顔の写真を載せましょう。
どれだけ映りがよくても、つんとすました顔は少し冷たい印象を与えてしまいます。一方、笑顔の相手には親しみが湧き、人間関係を円滑にするものです。
写真全体の印象として明るく見せるには、室内よりも自然光の下での撮影が適しています。加工なしでも美肌に仕上がり、優しい雰囲気を演出できます。
顔映りをよくするには、着用する洋服も重要です。ホワイトやパステル系のピンク・ブルー・イエローなどの淡い色のトップスなら、光の反射でより顔色を明るく見せられるでしょう。
メイン写真で男性にアピールしたいイメージを伝えたら、サブには自分の内面を表現できる写真を載せましょう。
たくさんの友人に囲まれた写真なら社交性をアピールできます。
イベントや旅行を楽しんでいる写真や、習い事の様子が分かる写真なら、趣味をアピールできるでしょう。
メインがバストアップなら、サブは全身が写っているものがおすすめです。顔のアップとスタイルが分かると、より雰囲気をつかんでもらいやすくなります。
なお、異性と寄り添うような写真は、無用な誤解を招きかねません。
たとえただの友人であっても、男性と一緒にいる写真は一切載せないようにしましょう。
自己紹介文にネガティブな内容は不要です。「楽しく過ごせるすてきな女性に出会いたい」と思っている男性に、自分の欠点をさらすメリットは何一つありません。
自分がどういうタイプなのか伝えたい場合は、ネガティブな部分もポジティブな表現に変換してしまいましょう。
「引っ込み思案なので話すのが苦手です」ではなく「周りからはおしとやかで落ち着いているといわれます」といった表現に変えるだけで、欠点がアピールポイントとなるのです。
また、「ギャンブル好きな人はNGです」「喫煙者はごめんなさい」といった一文は、タイプの人にまで悪い印象を持たれることがあるため、できれば書かない方がよいでしょう。
マッチングしてもメッセージが続かない原因は、メッセージにインパクトが足りないのかもしれません。
特に人気会員だと、印象の薄いメッセージは読み流されてしまいます。
せっかくのマッチングを無駄にしないため、返信をもらいやすくなるメッセージのコツをお伝えします。
マッチング後に初めて送るメッセージには、さりげなく褒め言葉を入れて相手の興味を引きましょう。
初回メッセージに必要なのは、あいさつ・褒め言葉・締めの言葉の三つです。
「はじめまして!○○といいます。笑顔がとてもすてきで、お話してみたいなと思いました。これからいろいろお話できるとうれしいです。」といった文章なら、返信をもらいやすくなるでしょう。
一方、顔文字を多用したり、長々と自己紹介したりといったメッセージは、返信率を下げる原因になります。
できるだけコンパクトに、かつインパクトのあるメッセージを送りましょう。
やり取りを続けるコツは、返信しやすいメッセージを送ることです。
「どう返信しよう?」と一瞬でも悩ませてしまう内容だと、返信を後回しにされてしまいます。
返信しやすいメッセージとは、「YES・NO」で答えられるものです。数回に1度は疑問形のメッセージを挟むようにすると返信率がアップします。
返信された内容に対しても「そうなんですね」と相づちだけで終わらせず、感想や質問をプラスしていくとよいでしょう。
反対に、「もう少しで仕事終わります」「今ごはん食べてます」といった状況報告のようなメッセージは返信率の悪い代表例といえます。
こうしたメッセージから話を膨らませてくれるのは、相手が自分に気がある場合のみです。
返信が欲しいときは相手任せにせず、自分からやり取りの主導権を握っていきましょう。
人によって好ましいと思うメッセージは異なります。相手の好みを推測する材料となるのは、相手から送られてきたメッセージの文章量と頻度です。
しばらくやり取りをすると、メッセージの傾向が分かってくるでしょう。
短文でチャットのようなやり取りを好むタイプもいれば、文章量の多い文通のようなやり取りを好むタイプもいます。
また、マメな人は返信が遅いと「自分に興味がないのかな」と落ち込みがちです。
一方で、1日1通でよい人にすぐ返信すると「ちゃんと仕事してるのかな?」と心配されかねません。
こうしたすれ違いを未然に防ぐため、メッセージの文章量と頻度はなるべく相手に合わせるよう心掛けましょう。
メッセージのやり取りが続くようになり、「自分に興味を持ってもらえたな」と思えたときがデートに誘うタイミングです。
とはいえ、「一度お会いしませんか?」と突然誘っても、成功率はそう高くありません。
まずは、プロフィールやメッセージから相手が興味を持ちそうなことを探ることから始めましょう。
好みに合いそうなスポットの情報を前もって集めておき、その話題が出たところで「実はよいところを知っているのですが、一緒に行きませんか?」と誘いをかけます。
自然な流れで誘えるとスマートな印象になりますし、会う・デートといった直接的な言葉をつかわれるよりもOKしやすくなるでしょう。
あまり考えずに送ったメッセージが、返信率を著しく下げてしまうパターンもあります。嫌われやすい三つのNGメッセージについても確認しておきましょう。
初回メッセージを「よろしくお願いします!」だけで済ませている人はいないでしょうか。
当たり障りのないメッセージですが、そのぶん出会いに対する本気度が足りません。
もし相手からも「よろしくお願いします」とだけ返信が来たら、おそらくあなたは「どんな人だか全く分からない」と思うのではないでしょうか。
あいさつ以外にも自分らしさを出せる一文を加えておくと「しっかりした人だな」といった印象を与えられます。
やり取りをして間もないにもかかわらず、いきなりタメ口になるのは大きなマイナスポイントとなってしまうケースがほとんどです。
たとえ相手がかなり年下だとしても、会ったことのない相手に対して敬語をつかうのは、社会人として最低限のマナーといえます。
「気さくな人柄を伝えたい」という思いからであっても、ある程度仲良くなるまでは敬語をつかうのがおすすめです。
口調よりもメッセージの内容で親しみを感じてもらいましょう。
オンライン上の出会いという性質上、プロフィールやメッセージを全面的に信頼するのは危険が伴うこともあるでしょう。
自衛のためにも、ある程度の警戒心は必要です。
しかし、警戒心から秘密主義になりすぎると、メッセージは盛り上がりません。
仕事や趣味など教えても支障のない情報であれば、気さくに教えてあげた方が印象がよくなります。
特定されるような個人情報にだけは注意しつつ、「出会いを見つけたい」という本来の目的を果たしましょう。
デートの約束を取り付けたのなら、次の目標は確実に相手に会い、デートを成功させることです。
約束してから当日まで、そしてデート当日のポイントを押さえておきましょう。
デートの日取りと行き先が決まっても、そこで気を抜いてはいけません。
約束をしたにもかからず、メッセージが途絶えていつの間にかフェードアウトされることもあるのです。
会ったことのない相手ですから、メッセージのやり取りがなければ「会いたい」という気持ちもどんどん薄れていきます。
こうしたトラブルを防ぐため、約束のあともメッセージの頻度を変えずにやり取りを続けておきましょう。
初対面で会話に詰まってしまうのはよくあることです。緊張すると余計に頭が回らなくなるため、あがり症な人は前もっていくつか話題を準備しておきましょう。
「今日は電車ですよね。遠くなかったですか?」というような答えやすい会話から、気になる情報を拾って話を広げていくと会話が盛り上がります。
自分の情報を話すのと相手から情報を引き出す質問を半々くらいで織り交ぜるようにすると、どちらかだけが一方的に話すような事態にならずに済むでしょう。
解散したらほどよいタイミングを見計らい、お礼のメッセージを送りましょう。
締めの部分を決めておくと「今日のデート、楽しかったな」と全体の印象が底上げされます。
メッセージには「また会えるとうれしいです」といった一文を加え、次のデートへの伏線を張っておくとよいでしょう。
相手から色よい返事をもらえたら、なるべく間を置かず具体的な誘いをかけると効果的です。
マッチングアプリをつかいこなすにはコツが必要ですが、決して出会える可能性が低いワケではありません。
出会える人と出会えない人の差は、プロフィールの充実度にあるといえます。
もしマッチング率が低いことに悩んでいるのなら、アプローチされる側の視点に立って自分のプロフィールを見直してみる必要があるでしょう。
ポイントは、写真・プロフィール・自己紹介文・メッセージの全てにおいて、マイナスの印象を与える要因を排除することです。
常に相手がどう受け取るかを念頭に置いておけば、理想の相手とマッチングできるまでにそう時間はかからないかもしれません。
行動してみる!