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そもそも美魔女という言葉は、いつ頃からつかわれているのでしょうか?また、美魔女と呼ばれるためには、年齢や身長・体重などに条件があるのでしょうか?
テレビや雑誌などで目にすることが多い美魔女ですが、知っているようで知らないことがたくさんありそうです。
はじめに美魔女が誕生した経緯と定義を見ていきましょう。
美魔女という言葉は、2008年に発売された女性ファッション雑誌の中で初めてつかわれました。魔法をかけているかのように美しいという意味の造語です。
翌年、7人の美魔女会議というブログが始まった頃から、美魔女という言葉が徐々に広まっていきます。
そして、大人の美を競う国民的美魔女コンテストの様子が、テレビなどで大きく報じられたことで、一気に認知度が上がりました。
美魔女という言葉が世に出て、まだ10年ほどしか経過していませんが、美魔女という存在は多くの人に知られています。
美魔女は一般的に、35歳以上の才色兼備の女性を指します。
美魔女の生みの親でもあるファッション雑誌は、もともと30~40代の女性をターゲットにしていました。そのため、ある程度年齢を重ねていることも、美魔女の定義に含まれているのです。
また、美魔女というくらいですから、当然美しさが求められます。外見が美しいことはもちろん、大人の女性らしい落ち着きや寛容さ、教養を持ち合わせているなど内面の美しさも大切です。
若い人には真似できないような大人の美しさを持っていて、それを上手に表現できる女性が美魔女といえるでしょう。
同じ女性として、気になるのは周囲から見た美魔女の印象ではないでしょうか。特に男性の意見は、これから美魔女を目指すうえでも参考にしておきたいところです。
美魔女に対する印象は人によってさまざまで、好意や尊敬を感じる人もいれば、否定的な人もいます。それぞれの代表的な例を見ていきましょう。
美魔女を見て、きれいだなと憧れる男性は少なくありません。同年代の男性はもちろん、若い男性の中にも美魔女に憧れる人はいるようです。
顔やスタイルがきれいな若い女性はたくさんいるのに、美魔女に憧れてしまうのはなぜでしょうか。
美魔女は若さを保つために日々努力をし、メイクやファッションにも人一倍気をつかっています。美魔女に憧れる男性は、そのストイックな姿に人間的な魅力を感じているのかもしれません。
年齢を重ねれば誰でも、肌の老化や体型のたるみに悩まされます。老化現象に対抗し、少しでも若く見せるには、多くのエネルギーが必要です。
普通なら仕方がないと諦めてしまうところを、研究や努力でカバーするのが美魔女のすごいところです。
さらに美魔女は美に対してどん欲で、美しくなるためならどんな努力も惜しみません。周囲からは、美意識が人並外れて高いという印象を持たれています。
美魔女に対する印象は、肯定的なものばかりではありません。
見た目と実年齢がかけ離れている美魔女に対して、年齢不相応である・痛々しく見える・怖さを感じるといった、否定的な見方をする人もいます。
人には、年齢を重ねることでしか得られない美しさがあるものです。そうした財産を生かすよりも、若さを保つことに夢中になっている様子に違和感を覚えるのかもしれません。
美魔女の登場は、老化に負けそうになっている多くの女性に希望をもたらしました。美魔女を知ったことで、自分も彼女たちのように美しくなりたいと考える女性が増えています。
美意識を高く持ち、生き生きと過ごす女性が多いのは、社会的にもよいことでしょう。
しかし中には、美魔女の本質を勘違いしてしまい、周囲からただの痛い人と思われている女性もいます。頑張っているのに痛い人になってしまっては、努力も水の泡です。
すてきな美魔女になるためにも、痛い人と思われやすい人の特徴を押さえておきましょう。
美魔女と痛い人の違いは、姿勢です。
年齢を重ねると筋力が低下して、背中が丸まり猫背のような姿勢になります。猫背の人は年齢よりも老けて見えるため、美魔女とは正反対の状態です。
どんなに美しいメイクをしておしゃれな服を着ていても、姿勢が悪いと美魔女ではなく、残念な痛い人になってしまいます。
いつも背筋をしゃんと伸ばし、堂々とした立ち振る舞いができるのが美魔女といえるでしょう。
若い子に対抗意識を燃やし、張り合ってしまうのも痛い人の特徴です。
若くなければ似合わないようなミニスカートや肩が大きく開いた洋服を着たり、若者言葉を連発したりしていると、周囲からは痛い人と見られてしまいます。
美魔女は、自分の現状を冷静に受け止めたうえで、自分を最も美しく見せる方法は何なのかを知っている人です。
自分を知っていれば、メイクやファッションにも自信を持てますし、若作りしなくても、年齢に見合ったファッションやメイクで美しく見せられるでしょう。
若い子と張り合うのは、今の自分に自信が持てていない証拠ともいえます。
美魔女は日々、ファッションセンスを磨いています。
流行っているからといって、体型や年齢に合わない服を無理に着ていたり、昔似合っていた服をいまだに似合うと信じて着ていたりする人は美魔女とは認識されていません。
美魔女なら、ほどよくトレンドを取り入れながら、体型を無理なくカバーできるファッションを上品に着こなします。
いくつになっても美しい美魔女には、多くの共通点があります。美魔女が持つ特徴を見ていきましょう。
年齢を重ねた肌は、若い肌に比べてツヤがなくなり、シミやたるみ・シワが出てくるものです。しかし多くの美魔女は、年齢を感じさせない、きれいな肌をキープしています。
肌がきれいな女性は透明感があり、若々しく見えるため、特別なメイクも必要ありません。ファンデーションを厚塗りしたり、若作りしたりしなくても、十分きれいに見えるのです。
肌そのものを若々しく保つことが、美魔女の条件に挙げられます。
美魔女は自分の顔立ちを生かした、上品で清潔感のあるメイクをしています。メイクもファッションと同じでトレンドがあり、年齢によって似合うメイクは変わるものです。
しっかりメイクをしていても、眉の形やリップの色などが昔のままでは、古臭い印象を与えてしまうでしょう。
また、ふさふさの付けまつ毛やラメ入りのアイシャドウは、若い子がつかうからこそ似合うアイテムです。
美魔女はそのことを理解しているので、しっかりとメイクはするものの、流行遅れだったり、やり過ぎてしまったりすることはありません。
美魔女は顔だけでなく、スタイルにも自信を持っています。
自分がどうしたら美しく見えるのかを常に意識しているため、姿勢やスタイルへのこだわりは強めです。
加齢や出産で体型の変化を余儀なくされる女性にとって、若い頃と同じようなスタイルをキープするのは並大抵のことではないでしょう。美しい姿勢やスタイルは、美魔女の努力のたまものなのです。
美魔女は、外見だけでなく内面も美しい女性です。どれほど外見がきれいでも、中身がない人には誰も魅力を感じません。
知識や教養があり、気の利いた会話ができる人の方が、一緒にいて楽しいはずです。
美魔女は、年齢にふさわしい行動ができ、精神的に自立しています。
美魔女の日本一を決める「国民的美魔女コンテスト」は2010年に初めて開催されました。
全国の美魔女が一堂に会する華やかなイベント、「国民的美魔女コンテスト」について見ていきましょう。
国民的美魔女コンテストは、2010年11月に第1回大会が開催され、世間の注目を集めました。
コンテストには35歳以上の女性なら誰でも参加でき、書類選考や面接・美魔女サイトでの人気投票などを経て、最終選考に進みます。
グランプリや特別賞などを受賞した女性は、外見美と知的美の両方を兼ね備えた、真の美魔女として認められるのです。受賞後は芸能人やモデル・美容関係の講師など、幅広い分野で活躍しています。
大きなブームを巻き起こした国民的美魔女コンテストですが、2019年の第10回大会を最後に、その歴史に幕を下ろしました。
最後の大会となった第10回国民的美魔女コンテストでは、なんと52歳の美魔女がグランプリを獲得しました。
参加者の中でも最年長で、唯一の50代だった受賞者は、第1回大会で最終選考まで進んだこともあるベテランの美魔女です。
努力のかいあって自分よりも若い美魔女たちを抑えて、見事グランプリに輝いています。
美魔女は若い頃からきれいになる努力をしています。
年をとってから慌てて対処しているのではなく、日々の努力を怠らなかった結果、美魔女と呼ばれるほどの美しさを手に入れたのです。
今からできる、きれいな年の重ね方を見ていきましょう。
みずみずしく透き通った肌は若さの象徴です。肌の老化を最大の敵と考える美魔女にとって肌のケアは欠かせません。
若い頃と同じスキンケアを続けていては老化に勝てないので、年齢に合わせたスキンケア用品を選び、正しい方法でケアすることが大切です。
シミやくすみの原因となる紫外線も、美魔女にとって邪魔者でしかないでしょう。外出時は日焼け止めや帽子・手袋などをつかって、紫外線をブロックする習慣をつけるのがおすすめです。
ただし日焼け止めの中には、洗い流すときに肌に負担がかかるものもあります。成分表示やクレンジング方法の確認は必須です。
肌の美しさは若い頃からの積み重ねが大きく影響します。疲れて帰ってきたのでメイクをしたまま寝てしまうなどという習慣もNGです。
栄養バランスが偏ると肌が荒れやすく、スタイルも崩れてしまいます。
若さでカバーできるうちはそれほど気にならないかもしれませんが、年齢を重ねるほど、正しい食生活の重要性が理解できるようになるでしょう。
ダイエットのために食事を極端に減らしたり、忙しいからと食事の時間が不規則になったりしないように、今から意識しておくことが大切です。
例えば野菜を先に食べる・お腹いっぱいになるまで食べないといった習慣をつけておくと、食べ過ぎを防げます。
また、毎朝水や白湯を飲むと代謝がよくなり、老廃物が流れやすくなります。老廃物は冷えやむくみ・肌荒れの原因といわれているため、水分を多くとって老廃物を追い出しましょう。
むくみやすい人や肌が荒れやすい人は、早いうちに食生活を見直してみることをおすすめします。
年齢を重ねると女性ホルモンの分泌量が減り、女性らしい美しさを維持することが困難になります。更年期を迎えた女性が一気に老け込んでしまうのも、女性ホルモンの減少によるものとされています。
しかし女性ホルモンは、恋愛をすることで活性化させることが可能です。年の割りに若く見える人は、恋愛脳の持ち主なのかもしれません。
実際に誰かに恋をしているかどうかは別にして、恋する心を忘れないのが、美魔女になる条件といえそうです。
若いうちからいろいろな恋愛をして、恋愛脳を鍛えておきましょう。
美魔女の定義にもある才色兼備とは、見た目にも精神的にも美しいことを指します。外見ばかり磨いていては、すてきな美魔女にはなれません。
内面を美しく磨くポイントを見ていきましょう。
現実の年齢を意識すると、つい「もう若くないから」と自信を失い、美しくありたいと思う意欲も低下してしまいがちです。
美魔女になるには、美意識を高くして、若い人に負けない努力が求められます。
精神面でも若々しくいることは「まだ大丈夫!」という自信につながり、諦めずに努力を続ける原動力になります。
まだ若いあなたも、いつも前向きな気持ちでいることで、若々しい精神を持った大人の女性になれるでしょう。
たくさんの人と接することは、精神面の成長に深く関係しています。社会に出たばかりの頃と違い、美魔女世代は交友関係が狭くなりがちです。
外で働いていない人はもちろんのこと、外で働いている人でも、長く勤めている職場では新しい出会いもそれほど期待できません。
慣れ親しんだ人たちと過ごすのは気楽ですが、刺激がないため精神的な成長は期待できないでしょう。
未知の世界に足を踏み入れ、いろいろな考えを持つ人と出会うことで新しい発見があり、心が磨かれていきます。
とはいえ、急激に環境を変える必要はありません。身近な場所で行われているイベントや、気になる習いごとなどに参加するだけでも、新しい出会いが期待できるでしょう。
積極的に人と接する意欲を持つことが大切なのです。
美魔女には教養も必要です。年齢にふさわしい教養がない女性には、どれほど見た目がきれいでも、魅力を感じる人は少ないでしょう。
また、単に幅広い知識を持っているだけでは、教養があるとはいえません。常識やマナーをしっかり身に付けている・他人への気づかいができる・機転が利くといったことも、教養の一つです。
教養を身に付けるには、読書がおすすめです。本の中ではさまざまな人物と出会えるうえに、行ったことのない場所についても知ることができます。時代小説なら、その時代の背景や人々の習わしなどについて、知識を深めることも可能です。
短い時間でさまざまな体験ができ、かつ知識を得られる読書は、心の栄養補給に最適でしょう。寝る前や電車に乗っているときなど、スマホではなく読書を楽しむことで、美魔女に近づけるかもしれません。
美魔女とは、見た目も内面もきれいな、大人の女性のことです。彼女たちは日々、似合うメイクやファッションを研究し、肌の手入れを欠かさず、食生活にもこだわっています。
大人の教養を身に付ける努力も欠かしません。どんなことでも手を抜かず、一生懸命に頑張っている姿が美しく見え、美魔女をさらに輝かせているともいえるでしょう。
何もしなくても時間は平等に流れ、誰もが年をとっていきます。今から美魔女の行動を見習い努力を続けていくことで、あなたもきっと、若く美しい女性でい続けることができるでしょう。
行動してみる!