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うざいと思われる人の性格には、共通する特徴があります。身近にこんな性格の人がいないかチェックしてみましょう。
うざい人は、基本的に自分のことしか見ていません。他の人と比べたり、実力を正しく知ろうとしたりすることもないため、自分自身に過剰な自信をもっています。その自信は、実力と大きくかけ離れていることもしばしばです。
そのため、他の人に間違いを指摘されても、自分の非を認めることはまずありません。
常に自分が中心でありたいと考えているのも特徴です。他の人が話題の中心になっているときでも、プライドの高さから自分の話にすり替えてしまいます。周りの人よりも優位に立っていたいと感じているのです。
同じことに対していつまでもネチネチと文句を言い続けるのも、うざい人の特徴です。そして、周りに対してはいつも否定的なことばかり言います。執着心が強いので、1度否定し始めると、ずっと文句や悪口を言い続けるでしょう。
人に対して執着するうざい人もいます。誰かに認められたいと思うと、その人に繰り返し連絡をしたり会いにいったりするのです。相手がどれだけ負担に思っているのかは、まるで考えていません。
中には、ストーカーのようなつきまとい方をする人もいます。相手に拒否されているのに何度もアプローチしたり、追いかけ回したりすることもあるようです。
空気が読めないのも、うざい人の特徴です。その場の空気を掴むのが苦手で、周りの人があきれるようなタイミングで、とんでもないことを口にすることがあります。
相手が「これ以上聞かないでほしい」という雰囲気や話し方をしているのに、執着心を発揮していつまでも同じことについて聞き続ける、といったこともあるでしょう。
静かにすべきタイミングなのに大声で話し始めることもあります。周りから見ると、またやっている…という状態なのですが、本人は全く気が付きません。自分が空気を読めていないということにさえ気付いていない状態なのです。
特徴的な性格をしているうざい人は、性格が行動パターンにも表れます。うざい人は、どのような行動をとるのでしょうか?行動からうざい人を判別する参考にしましょう。
人のうわさを言いふらすのが好きで、全て知っているような口ぶりでどんどん広めてしまいます。あることないこと言いふらし、周りの人が反応してくれるのを楽しんでいるのです。
特に、不幸な話だと大喜びして広めます。「うわさになったらイヤな思いをさせてしまうかもしれない」ということは考えません。
今、ここでうわさ話をする楽しさを優先し、他の人が知らないことを知っている自分に得意げになっているのです。
承認欲求が強い傾向があるため、ターゲットが定まるとしつこく付きまとうようになります。ターゲットの相手に注目され認められるまで、かまってほしいアピールを繰り返すのです。
ターゲットには、友達や同僚・上司など、タイミングによってさまざまな人がなり得ます。
反応せずに無視していれば、そのうちおさまるだろうと思う人もいるかもしれません。しかし、うざい人の場合には、スルーすると行動がエスカレートしていくので注意が必要です。
約束をしたにもかかわらず平気で破るのも、うざい人の行動の特徴です。集合時間を決めても遅刻はあたりまえですし、そもそも予定をすっぽかすことさえあります。
度重なるルーズさに注意すると、逆ギレされることもあるので注意しましょう。キレることで自分を正当化して、周りの人を悪役に仕立てあげてしまいます。また、その場だけの言い訳をすることもあるでしょう。
いずれにしても、ルーズな行動を改めることはありません。気が付くとまた、いつも通り遅刻していますし、約束は破られます。
周りの人に干渉したがる人も、うざい人と思われがちです。他から見ると明らかにやり過ぎですし、余計なお世話ですが、本人はよかれと思ってやっているため、いつまでも干渉し続けます。
世話を焼いている、優しくて友達思いの自分に酔っているので、プライベートな部分にもどんどん踏み込んできます。そして、自分の思った通りに状況をコントロールしようとするのです。
明らかに踏み込み過ぎの状況であっても、全く悪いと思っていないので、行動を改めることはありません。
近所や職場にいる人がうざい人かどうかは、一見すると分かりません。しかし、注意深く態度や話し方を観察していると、端々にうざい人の特徴が表れます。あなたの苦手なあの人に当てはまる特徴はありますか?
周りにいる人の中で、上から目線で話す人がいたら、その人はうざい人の可能性が高いでしょう。大きな態度で人のことを見下すため、数回会話をするだけでうざい人ということが分かるはずです。
誰に対しても一貫して偉そうな態度を取っている場合、そういう人なんだなと納得もできます。しかし、うざい人の場合には、自分よりも権力がある人や能力が上だと思った人に対しては、媚びる傾向があるのです。
そのため、周りの人からは、さらにうざいと思われています。
どんな会話にも参加してきて、自分の自慢話や得意のうんちくを披露するのも、うざい人の特徴です。話題の中心が自分でないと我慢ができないので、少しでもきっかけがあれば、自分の話にすり替えてしまいます。
特に、学歴や家柄の自慢は、周りの人は真実を知りようがありません。いくらでも話を大きくできるので、中には見栄を張って嘘をついている人もいるでしょう。
また、高級ブランドといった持ち物の自慢も、よくする行動です。
会話をしていたはずが、いつの間にかうざい人の講演会のようになっていることがあります。自意識過剰な人が多いため、とにかく自分のことを話したくて仕方ないのです。
他の人が髪を切ったことに対して、「似合うね」と会話をしていると、「わたしもこの前美容院に行ってきてね・・・」と始まります。
通っているのがセレブ御用達の高級サロンであることや、担当スタイリストは芸能人のスタイリングもする有名人であることなどを、次から次へと話し始めるのです。
そのため、うざい人がいると会話に広がりがありません。一方的に話を聞くだけになるので、周りの人はおもしろくないと感じることがほとんどです。
自分の話は聞いてほしくても、人の話は聞きたくないのがうざい人です。そのため、うざい人が入り込めない話題を出すと、途端に興味を失ってしまいます。しかも、その場でスマホをいじり始めるのです。
SNSのチェック・メールの返信・ゲームのプレイ・写真撮影など、人と会話しているときにしたら失礼にあたることを平気でやり始めるので、場の空気を悪くします。
うざい人の特徴は、性格や行動だけではありません。会話している中でよく出てくる、言葉にもあります。口癖からもうざい人であるかどうかが分かるのです。
『曖昧な雰囲気を感じさせる言葉』が会話の中で頻繁に出てくると、真剣さがなく、周りの人をイラっとさせる原因になります。代表的なのが「〇〇的には」といった言い回しです。
「私的には」と言うことで、知らず知らずのうちに明言を避け、責任のありかをぼやかそうとしています。
会話の中で、使い方が合っているケースもあるかもしれません。しかし、うざい人の場合には、曖昧な言い回しをすることが圧倒的に多いのです。
説得力も真剣さもない身のない会話に、周りにいる人はみんなあきれていることでしょう。
というか・むしろ、といった意味合いで使われる「って言うか」も、うざい人がよくつかう言葉です。
この言い回しをすると、相手の言っていることを否定する流れになります。否定された人は、決してよい気持ちにはなりませんよね。そのため、頻発していると、うざい人と思われてしまいます。
また、正しい日本語ではなく、崩した若者言葉の言い回しが、上から目線のように感じられることもあるでしょう。
先ほども触れましたが、否定の言葉は相手によい印象を与えません。「でも、だって」と相手の言葉に返すのも同じです。
うざい人は、プライベートでも仕事でも何かアドバイスをされると、「分かりました」と返事をしながら、直後に「でも、だって」と否定してしまいます。そして、せっかくのアドバイスをないことにしてしまうのです。
これでは、何度言っても同じことだと、アドバイスする方はうんざりしてしまいます。言っていることの意味を理解してもらえてないのかな?と不安に思うこともあるでしょう。
性格や行動のさまざまな特徴を見れば見るほどお付き合いしたくないうざい人ですが、現実には、周囲に結構いるものす。では、周りにいるうざい人には、どのように対処するのがベストでしょうか?
まずは、できるだけ距離を取って関わらないことです。職場の人なら、プライベートで会う機会を作らないようにします。近所の人なら、できるだけお互いの家を行き来することのないようにしましょう。
うざい人から個人的にさそわれることもあるかもしれません。乗り気がしないなら断ってもかまいませんが、断りづらい場合には、共通の知人も一緒に出かけるようにすると安心です。
今以上に親しくなることのないよう、できるだけ距離を保った付き合いを心がけましょう。
うざい人への対処には、真面目な人ほど悩んでしまいがちです。真面目な人の場合、どんな人に対しても100%の力で対応しようとします。そのため、疲れ切って対処しきれなくなってしまうのです。
そのようなときには、適当にスルーしてやり過ごしましょう。いつも100%では疲れてあたりまえです。そこまで親身にならなくても、50%くらいの力で対処していれば、自然と程よい距離感を保てます。
あえて聞き流したり、相手にしなかったりということを繰り返しているうちに、自然とうざい人からのアピールや干渉は減っていくでしょう。
何か言われたときにイライラするのは、相手と同じ目線に立って対処しているからです。うざい人にイライラさせられないようにするには、同じ目線ではなく一歩引いた俯瞰で見られるようにしましょう。
すると、「また何か言ってるな」という程度で流せるようになります。慣れてくれば、イライラした気分を感じることなく、普段通りの穏やかな気持ちのままやり過ごすことも可能です。
相手を変えることはできませんが、自分の余裕は自分で作り出せます。
スルーしたり一歩引いて余裕を持ってみたりしても、うざい人の行動が目に余ることもあるでしょう。そのようなときは、「イヤだからやめてほしい」ということを、ストレートに伝えることが大切です。
例えば、プライベートを探りたがる人に対しては、プライベートの話はしたくないということをハッキリ言います。
うざい人は空気を読むのが苦手な人が多いです。そのため、オブラートに包んだ優しい表現だとあなたの気持ちを理解してくれないことがあります。誰にでも分かる言葉と態度で、嫌だという意思表示をしましょう。
ここまで、うざい人の特徴や対処法を解説してきました。読んでいると、もしかすると私のあの行動ってうざいのかも?と心配になる部分が出てくると思います。そこで、チェックリストを用意しました。
あなたの性格や行動についてチェックして、うざい人度を調べてみましょう。
□友人との会話では気付くと自分のことを話している
□いつも誰かと一緒にいて、かまってもらいたいと思ってしまう
□人の視線を集めたいと思う
□1人でいるのがつらく、ふとしたときに不安を感じる
□聞き手になるとつい自分が話をしたくなる
□今楽しいという自分の気持ちを最優先に考えている
□うわさ話にはつい首を突っ込んでしまう
□周りの人にも自分と同じように感じてほしいと思う
□事実と違うのにそう思い込んでいることがままある
□周りが間違っているのであり、自分はいつでも正しい
□我慢はできるだけしたくないし、しようと思ってもうまくできない
当てはまる項目にチェックをつけたら、いくつになったか数えてみましょう。チェックの数が多いほど、うざい人度は高くなります。
0~3個は、人の気持ちを考えられる思いやりを持った人です。4~6個の人は日常的には問題ありませんが、余裕がなくなると自己中心的なうざさが見られる可能性があります。
7~9個の人はどこにいても誰かにうざいと思われているでしょう。無自覚の性質なので、なかなか意識できず改善できない人が多い傾向にあります。
10個全てに当てはまる人は、筋金入りのどんなときでもうざい人です。今のままでは、遠くないうちに誰からも相手にされなくなってしまいます。
自分のうざい部分に私たちは鈍感です。そのため、いつも通りに接していると思っていたのに、うざいと言われてしまうこともあるでしょう。
実は自分がうざい人だった場合、どうすればよいでしょうか?
うざい行動や態度は、無意識のうちに行なわれていることがほとんどです。つまり、あなたは自分で気付かないうちに、周りにイヤな思いをさせていたということになります。
まずは、そのことをしっかり受け止めましょう。何気ない一言やちょっとした行動が、相手を深く傷付けたりストレスに感じさせたりしていることを、自覚するところから始めます。
自分1人で考えていても、ここからどう改善すればよいか分からないこともありますよね。そのようなときは、友人に相談するのも一つの方法です。
ズバッと意見を言ってくれる友人に、思わず怒りが込み上げてくるかもしれませんが、我慢してまずは聞く姿勢を取りましょう。
うざい行動や態度を取っていて、自分がそれに気付けていないときは、相手の表情や雰囲気を無視している傾向にあります。うざいなと思っているとき、人の表情にはその気持ちが表れているものです。
まずは、相手の表情をしっかり見ながら会話して、楽しんでいるか不快に感じているか、といった部分を読み取りましょう。
一方的に話すだけでなく、お互いに会話することも大切です。キャッチボールが成立している会話であれば、うざいと思われていないでしょう。
うざい人は、無意識のうちに人をイラっとさせる言動をしています。本人が無自覚なので、直ることや反省することはあまり期待できません。
そこでできる対処法は、距離感を保った付き合いをすることです。深入りせず表面だけ対応し、ときにはスルーしてもよいでしょう。
自分の行動がうざいかどうか気になる人は、診断をつかってうざい人度を調べてみるとよいでしょう。気を付けるべき部分がはっきりすることで、周りを嫌な気分にさせることがなくなるかもしれません。
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