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【告白するまでの秒速モテメソッドvol.2】肌育成のプロが教える!ぷるんとモテ肌を作る「ぬくぬく美容法」のススメでもご紹介した、「洗わない美容」の第一人者である川上愛子さん。美容関連で働くプロ達が、科学的根拠に基づいたカリキュラムを学んでいるANSEM(社)日本爪肌美容検定協では、代表理事も務めています。
そんな、美肌を科学の観点から研究している川上さんが教える、美肌ケアにおいての間違った常識とは一体どんなものなのでしょうか?
美肌を目指す者としては、とにかく「美肌にいい」とされている化粧品をゲットしたいですよね。みなさんも、日々情報収集をしては試して良いものを見つける!と意気込んでいるでしょう。
しかし川上さんいわく、化粧品は基本的に即効性のないもの、なんだそう。
「化粧品というのは、基本的に即効性を持たせてはいけない、と法律で定められているんです。即効性があるものは副作用が出てしまう場合もあります。これは化粧品ではなく薬になってしまうので、医師や薬剤師の許可が必要になってきます」とのことでした。
1ヶ月や2ヶ月で効果の出る化粧品というものは、基本的にはないんだとか。
1〜2年ほど継続して使えば、緩やかな効果が現れてくるものはあっても、すぐに美白になる、すぐにツルツルになる、なんてことはありえないのです。
これは、薬用化粧品も同様なんだそう!
でも、新しい化粧品やテスターを使ったあと、なんだか「効果が現れた!」と思う時はありますよね。肌がもちもちになる、と謳われている化粧品を使うと、本当にもちもちになった気がする…そんな経験がある人もいるでしょう。
これは「一時的に角層を潤わせることはできるので、表面はもちもちとした感覚になるのかもしれません。美白も同じで、角層が潤ったことで皮膚の細胞が膨らみ、光の乱反射で美白の効果があるように感じさせるものもあります」と川上さん。
化粧品には肌細胞を作り変える効果はないため、変わったと感じてもそれは錯覚か一時的なもののようですね。
ではどんな化粧品がいいのか。川上さんは基本的に「安いものでもOK」と言います。保湿さえできれば、品質はそこまでこだわる必要はないよう。
ただし、起こってしまった肌荒れに関しては、医者に行くのが正解なんだそうです。
「肌は今が一番若い状態。これを長く保ってくれるのが化粧品なので、治す効果は無し。荒れてしまったら病院へ」とのこと。
つまり、肌荒れを治す化粧品や洗顔料などは一般的に販売されていることはないということ。皮膚科などのお医者さんに行って、きちんとした薬をもらわないと、治すことはできないんだそうです。
「ニキビを治す!」とか「シミを消す!」なんていう商品は、あまり信用しないほうがいいのかも。
そして、春になったら気にしたいのが紫外線。実は夏同様、春も紫外線対策はかなり重要になってくるんです。
川上さんいわく「紫外線は人間の細胞を破壊するもの。老化の原因の8割が紫外線」なんだとか!
紫外線を浴びることによって、すぐに何か困るということはありません。しかし、10年20年後に悩まないためにも、紫外線対策は怠らないようにするのが正解ですよ。
では毎日、SPF50などの強いの日焼け止めを塗ればいいのでは?と思う人もいるかもしれませんが、正しいのは日常の紫外線量に合わせたものを選ぶこと。
「SPFの強い日焼け止めは、落とすのにとても強い専用クレンジングが必要。これにより肌の潤いや必要な油分も一緒に落ちてしまう」場合もあるのだとか!
また「専用の強いクレンジングを使わない人も多いが、それも危険」と川上さん。これは汚れ(日焼け止め)を肌に残してしまうので、毛穴のつまりなどの肌荒れにもつながってしまうようです。
普通に外出するくらいなら、SPF20くらいで十分とのこと。これくらいなら乳液(洗わない美容)でふき取るだけでも落ちてくれるんだそうです。SPF50は、海山などのレジャー以外では必要ありません。
重要視されないことが多いですが、SPFよりもむしろPAの方が重要なんだとか。これは一体なぜなのでしょうか。
「肌を黒くするのは紫外線A波。赤くするのはB波。シミを作るのはこのA波の方なので、こちらを防ぐことが重要」と川上さん。
紫外線A波をブロックしてくれるのは PA。なので、SPFの強い日焼け止めを使うのではなく、PAの「+」が多いものを選ぶことがエイジングケアにつながります。
「カーテンを開けて寝る人もいるけれど、それは将来の美肌のためにはやめたほうがいいです。きちんと遮光できるカーテンを使ってください」
川上さんは明るさを保つために、レースの遮光カーテンを使っているんだとか。明るくないと起きられない!という人は試してみてください。
川上さんは、いい化粧品を使って丁寧なケアをすることよりも、もっと大切なことがあると言います。
それは、食事と睡眠と運動。
血流を良くして、いい栄養を身体中に巡らせる。その栄養は腸壁から吸収されるので、便秘を誘発しないよう睡眠不足にならないようにする、ストレスを溜めないようにする、ということですね。
「つまんない答えだけど、皮膚って細胞なので、いい肌を作るにはいい細胞を作るしかありません。そのためには当たり前のことが一番大事なんです」
わかってはいても、忙しく過ごしていると意外と後回しにしがちなこと。これらを怠って、気づかぬうちにストレスをためてしまう人も多いのだそう。
川上さんは「ストレスの発散方法がわからない人は、香りに頼るといい」と教えてくれました。
入浴剤やルームスプレーなど、お気に入りの香は自然と体をリラックスさせてくれるそうです。
最後に「化粧品を買いすぎる女子はモテないよ!」と、痛烈な言葉を残してくれた川上さん。確かに無駄遣いしすぎる女子は男子から敬遠されそう。買うなら隠すべし!とのことでした。
若いうちは基本的に必要なものは分泌されるため、いろいろ塗ったりしなくていいんだそう。
肌が気になってやりすぎてしまう人は、一つ一つ化粧品を減らしてシンプルケアに切り替えていくことから始めてみてくださいね。
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