目次
お見合いと聞くと、どこか古臭いイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?しかし今、お見合いは、20代など若い世代の男子女子でも気軽にできるスタイルに進化を遂げています。
お見合いで知り合ったカップルが結婚する事例も多く見られるため、この機会に方法の一つとして視野に入れてはいかがでしょうか?まずは、お見合い結婚のメリットについてチェックしましょう。
お見合いのメリットは、ズバリ出会ってから結婚までの期間が短いことです。
合コンや婚活パーティーなど数ある婚活手段の中でも、ロスがほとんどなくゴールインできる確率が高いといえるでしょう。
大きな理由としては、男子女子ともに結婚に対する意識が高いことにあります。結婚を前提として出会っているため、意気投合すれば結婚までトントン拍子に進むでしょう。
いくらタイプの異性とお付き合いできたとしても、相手に結婚願望がなければ残念ながら結婚には近づけません。20~30代の貴重な時間を無駄にしてしまっても、やり直しはきかないでしょう。
お見合い結婚の場合「結婚したい!」という強い気持ちがあって決断をします。お付き合いは、結婚のための審査期間といえるでしょう。
一般的に恋愛結婚よりもお見合い結婚のほうが離婚しにくいといわれています。恋活や趣味活などに比べると、結婚が目的のぶん相手への条件も明確です。
出会った当初から「この人は結婚相手としてどうかな?」という冷静な目で見ているため、結婚後も同じようなスタンスでいられるでしょう。
結婚を前提にお付き合いしている2人は、結婚を決めるまでの間にお互いの価値観についてもしっかり話し合います。
感情に流されやすい恋愛結婚に比べて現実的なため、結婚に失敗しにくいといえるのです。
お見合いを始めるなら、その内部事情をしっかり把握しておくことが大切です。「イメージしていた感じと違う…」という事態にならないように、お見合いについての知識を深めておきましょう。
「お見合いをしよう」と考えるのは、当然ながら結婚願望のある男子女子です。
ただし、女子は20代から結婚を意識しはじめる人が多いですが、男子の場合は20代後半~30代など結婚適齢期を迎えてから急に焦り出します。
「結婚したい!」と思うタイミングが男子のほうが遅いため、20代女子がお見合いをすると若い男子が少ないことに気づくでしょう。
「仕事についていくのに精一杯で同時に結婚は考えられない」「20代のうちは、自分の好きなことにお金をつかいたい」「誰かを養っていく余裕がない」理由は人によってさまざまです。
結婚相手の条件として同世代を求める女子は「思ったよりも若い男子が少なかった…」という状況になりかねません。年齢は目安の一つとして、対象の範囲を自ら狭めないようにしましょう。
20代女子がお見合いをする場合、30代以上の男子も視野に入れると出会いのチャンスは一気に広がります。
結婚相談所に登録するなど結婚に意欲的な男子は20代よりも30代のほうが圧倒的に多く、自分と相性のよい人と出会える確率が高くなるからです。
日本の婚活市場において20代女子は大変人気があります。お見合い相手の対象年齢を少しでも引き上げておくと、色々な出会いが巡ってくるでしょう。
「○○代」というと、最大10歳の差があります。「年上とお付き合いしたことないけれど大丈夫かな…」と不安な人は、5歳差くらいまでをイメージしてはじめてみるとよいでしょう。
一般的に「お見合いは出会ってから結婚までの期間が短い」とされていますが、それはあくまでも自分で積極的に行動することが前提です。結婚までにかかる期間は自分次第といえるでしょう。
結婚するまでのお見合いの回数の目安は8回前後です。2〜3回上手くいかなかったからといって諦めてしまうのはまだ早いでしょう。
一喜一憂せず「お見合いの回数が多いほどチャンスも広がる」「もっと自分に合った人と出会えるはず!」とポジティブに捉えて切り替えることが大切です。
目的意識をしっかり持って積極的にアクションを起こしていくと、短い期間でゴールインできるでしょう。
お見合いにかかる費用は、その形態によってさまざまです。親戚の紹介など伝統的な形式の場合、紹介者も同席してレストランの個室などで行われます。
お見合いの実費負担はもちろん、紹介者にはお礼として2~5万円を渡すのが一般的です。結婚相談所は、サービスによってお見合い料のあり・なしがあります。
ありの場合は1回5000円~1万円前後が相場でしょう。なかには、お見合いを申し込んだ側はお見合い料がかかる一方で、受ける側は無料の場合もあります。
紹介料も結婚相談所の種類によって違います。仲人紹介型は紹介料がかかりますが、仲人が紹介や日程調節、当日の出席もしてくれるのが魅力です。
データマッチング型はそれぞれの担当者がお見合いのセッティングをサポートしてくれますが、紹介料はかかりません。基本的には2人で会います。
お見合いは少し固いイメージがあるため「どんな服装で行くべき?」「きっちりした服装でないとダメ?」など、あれこれ迷うでしょう。
絶対的なルールはありませんが、お見合いの場にふさわしい服装を心がけることが大切です。
男子の場合、堅実な印象を与えることが大切です。カジュアルすぎる服装は軽く見られる可能性があるため、少しフォーマルな服装を意識しましょう。
シンプルなセットアップにシャツを合わせたコーディネートなら、さわやかなイメージに仕上がります。ただし、セットアップをかっこよく着こなすにはサイズ感が重要です。
自分の体型に合ったものを選ぶか、お見合い用に1着オーダーメイドしてはいかがでしょうか?体型で気になる部分をピンポイントでカバーできます。
色はネイビーやベージュ系がおすすめです。全身ブラックだと重たい印象を与えるため、迷った場合はやわらかい雰囲気の色を選びましょう。
女子の場合、親しみやすさが重要です。トレンドでガチガチにかためすぎて近寄りがたい雰囲気にならないよう注意しましょう。
ワンピースなら、パーティに着ていくような華やかなデザインではなく少しカジュアル感のあるものがおすすめです。
ブラックやレッドなどのハッキリした色よりも、ベージュや薄いブルーなどの中間色のほうが男子ウケを狙えます。
女子らしさを出せるワンピースコーデなら、ニット×ひざ丈スカートはいかがでしょうか?
縦編みのラインの入ったリブニットなら、シルエットをきれいに見せてくれるでしょう。オフタートルなら鎖骨回りに抜け感をつくれます。
パールのピアスやネックレスをつければ、フォーマルな印象に仕上がるでしょう。
お見合いをはじめるなら、流れを知っておくとスムーズです。全体の流れがわかると、スケジュールを立てたり心の準備もしやすいのではないでしょうか?
一般的なお見合いの流れを3ステップで紹介します。
まずは、自分のプロフィールを用意します。学歴・仕事・家族構成・趣味などをわかりやすくまとめ、さらに写真をつけましょう。
特に、写真は「会ってみたい」と思うつかみとして重要になるため、カメラマンや写真スタジオに依頼することをおすすめします。
プロフィールの書き方や写真の撮り方について不安な場合は、紹介者や結婚相談所の担当者に直接相談するのが確実です。プロのアドバイスを聞いて、納得のいくプロフィールに仕上げましょう。
プロフィールの準備ができると、相手を紹介してもらう段階に入ります。相手のプロフィールを確認して「よさそうな人だな」「会ってみたいな」と感じたら、その旨を紹介者に伝えましょう。
紹介されてから約1週間以内に日程を決めると、お互いにモチベーションを保ったまま対面できます。
お見合いすることが決まったら、次は場所や時間を調整します。紹介者や結婚相談所の担当者がお店などすべて決めてくれる場合もあれば、待ち合わせ場所と時間だけ指定される場合もあるでしょう。
お見合いの待ち合わせ場所としてホテルのフロントを指定された場合は、ホテル内のカフェや隣接するレストランなどを予約しておきます。
はじめて会う日は、待ち合わせ場所からスムーズに移動できるお店を選ぶのがポイントです。人気のホテルやレストランの場合、予約していないと満席で入れないことも珍しくありません。
長い待ち時間ができると、深く話す前から気まずい雰囲気になるおそれがあるため、予約は必須と心得ましょう。
待ち合わせ場所で相手と会えたら、感じよくあいさつを交わしてカフェなどに移動します。「ここまでくるのに遠くなかったですか?」と笑顔で相手を気遣う様子は好印象です。
反対に、馴れ馴れしい言葉遣いや態度をとるのはやめましょう。万が一プロフィールと全然違う印象だったとしても、態度に出さないようにするのも最低限のマナーです。
席について落ち着いたら「休日はいつも何されてるんですか?」「スポーツはしますか?」など自分から積極的に質問して、会話を楽しもうとする姿勢を見せましょう。
一方的に質問攻めにするのではなく、相手の話を広げようと努めます。もちろん自分のことも話して、お互いを知るための時間にしましょう。
相手と意気投合して、思った以上に話が盛り上がることもあるでしょう。「まだ、話し足りないな…」と思ったときでも、予定していた時間は守ることが大切です。
お互いに「もう少し話したかった」「また会いたい」と少し余韻を残して別れたほうが、次のデートにつながるでしょう。
一般的にお見合いは1時間〜1時間半くらいで切り上げることが理想とされています。オーバーしそうになった場合はトイレに立つなどして切り上げるタイミングをつくりましょう。
お見合いが終わったら、次はどのような流れになるのでしょうか?初回お見合い後のステップをチェックしましょう。
お見合い後は、紹介者や結婚相談所に結果を報告します。本人に直接伝えるのではなく、仲介役の人に伝えるのが一般的なルールです。
直接会ったり連絡をとって気持ちを伝え合う必要がないため、ほかの婚活と比べて「相手を傷つけてしまう…」というストレスが少なく断れるともいえるでしょう。
お互いに気持ちが一致する場合もあれば、残念ながらそうでない場合もあります。「もう一度会ってもよいかな」と思った場合は、相手からの返事を待ちましょう。
お互いにOKであった場合は、なるべく早く次のステップに進めるとスムーズです。なるべく当日に報告するのが好ましいでしょう。
双方が合意すると、連絡先を交換する流れになります。一般的には男子からファーストコールするため、女子は連絡を待つようにしましょう。
待っている側は今か今かとドキドキしています。女子の気持ちに配慮して、OKの連絡があった当日に連絡しましょう。
ファーストコールでは「先日は楽しい時間をありがとうございました」など、お見合いのときのお礼を忘れずに伝えます。交際を承諾してくれたことについても、感謝の気持ちを伝えると好印象です。
ダラダラと話すのではなく手短に終えて、期間を空けずに会う約束をしましょう。
プロフィールでは気に入ったとしても実際に会ってみたら「生理的に受けつけない…」「話が合わない…」ということは往々にしてあります。
「お付き合いは難しい」と思った場合は断ることも可能なため安心しましょう。お見合いの場合は直接本人に言うのではなく、仲介役の人が伝えてくれます。
「タイプでなかった」「話してみたらしっくりこなかった」といった自身の感情が理由の場合も「相手は何も悪くないし…」と躊躇する必要はありません。
紹介者や結婚相談所の担当者に正直な気持ちを伝えることが大切です。ただし曖昧な断り方をしたり、相手の欠点をあげたりするのはやめましょう。
相手や紹介者に対して失礼のないよう最低限のマナーを守ることが必要です。
近年、お見合いの形はどんどん進化しています。昔のような形式ばった固いものではなく、もっと気軽にできる婚活手段になっているのが人気の理由です。
20・30代の男子女子から人気を集めているお見合いのスタイルを二つ紹介します。
お見合いとパーティをミックスさせたお見合いパーティなら、1日に多くの人と話せます。
通常のお見合いは基本的に1日1人しか会えないため「さまざまな人と話してみたい」「効率的に婚活したい」という人にはお見合いパーティがぴったりです。
お見合いほど固くないけれどノーマルなパーティほどフランクでもない、まさに二つのよいとこ取りをしたようなスタイルです。
会場によっては個室で1対1で話す形式もあり、周りを気にせず2人の会話を楽しめます。女子は同じ個室にとどまったまま、時間の区切りで男子が順番に回ってくるスタイルです。
「なかなか話しかけられずに、同じ人としか話せなかった…」という事態も避けられるでしょう。
低コストでお見合いしてみたい人は、お見合いサイトがおすすめです。近年、男子女子ともに利用者が増えているため、出会いのチャンスは多いでしょう。
お見合いサイトなら、相手探しのためにわざわざどこかにおでかけする必要がなく、隙間時間を利用して婚活できます。
気に入った相手とマッチングすれば、その後はデートや交際へと発展していくでしょう。ただし、仲介役はいないため、すべて自分で進めていく必要があります。
コストは、利用するお見合いサイトによりますが1カ月平均2000〜3000円程度です。紹介者へのお礼や結婚相談所の入会金などと比べると、気軽にはじめられる価格ではないでしょうか?
お見合い料や成婚料もかからないため、追加の料金負担を気にすることなくアプローチできるでしょう。
せっかくお見合いをするなら、成功させたいものです。どのようにすれば自分に合う人と出会って、結婚まで結びつけられるのでしょうか?
お見合いを成功させるポイントを知って、婚活をスムーズに進めましょう。
お見合いだけに限りませんが、婚活において年齢は若いほうが有利といわれています。特に、女子は若ければ若いほど、男子からお見合いや交際を申し込まれる確率が高くなるでしょう。
多くの婚活男子は年齢を重視する傾向にあります。これは、女子が男子に対して年収を重視する感覚と似ているでしょう。
結婚後に子どもをほしいと思っている男子は、外せない条件の一つとして年齢をあげます。
結婚願望が強く「叶うならすぐにでも家庭をもちたい」と考えている女子は、少しでも早く婚活をはじめたほうが成功しやすいといえるでしょう。
お見合い経験が浅いと、2〜3回上手くいかなかっただけで「もう無理かもしれない…」「お見合いは向いていない…」と諦めてしまいがちです。
いったん心が折れると、婚活自体がストップしてしまい時間だけが過ぎてしまいます。最初から「この人だけ」と思うのではなく、心に余裕を持ってお見合いに臨むことが大切です。
「いいかも」と思う人がいても舞い上がりすぎず、2人の時間を過ごしながら徐々に自分の気持ちを確かめるようにしましょう。
何十回ものお見合いを経て結婚している事例も多いため、少しくらい上手くいかなくても根気強く婚活を続けることをおすすめします。
お見合いでは、会話のキャッチボールが肝心です。相手を不愉快にさせたり不安にさせたりするようなマイナスな発言は慎みましょう。
相手の過去を詮索したり、結婚歴や婚活歴を聞いたりするなどの行為は仲を深めてから聞くのがベターです。
はじめてのお見合いでは、会話を盛り上げようとして自分の話ばかりしてしまう空回りや反対に質問ばかりしたりする相手任せのケースは多々あります。
コミュニケーションが成り立たないと相手を疲れさせてしまう原因です。相手の話をよく聞いて、自分が広がりを持たせましょう。相手が気持ちよく話せる環境をつくるのが成功への秘訣です。
お見合いといえば、少し堅苦しいイメージがあるかもしれません。しかし近年お見合いは進化を遂げ、20代や30代の若い世代でも気軽にできるようになっています。
「少しでも早く結婚したい」「効率よく婚活をしたい」という人には、お見合いがぴったりです。お見合いを成功させるポイントを押さえて、最短距離でゴールインを狙いましょう。
出会いを見つける